法と聞くと、個人を縛るもののような印象をもつ人が多いかも知れません。しかし、法には人間の幸福を守り、自由な社会的活動の便宜を図る目的があります。つまり、法により、人は生きる上での選択肢が与えられることになるのです。複数の人間が生きている社会においては、法は必要とされます。法を知ることは、社会で生きる上で必要な知識を得ることなのです。
志學館大学法学部は、六法を中心とした法を専門領域として学ぶ「法律学科」と、法が応用される場面である企業や組織などの社会活動、経済活動についても学ぶことができる「法ビジネス学科」を設けています。法学部は、2020年から大括りの入試方式の導入をしました。これにより、入学後の1年間は、法学部の基礎的な学びを固めて、2年生より2学科のいずれかを選択して専門的な学びを深めるという、入学後のキャリア志向に応じた選択を可能としています。卒業生の進路としては、国や地方公共団体の公務員や新聞社や金融機関などの民間企業への就職に実績があります。
地域と世界とを巻き込む政治的、経済的なグローバル化の進展、AIを活用した新しい産業や労働の構想、次世代へ継承できる持続可能な社会や環境の実現。変化が求められる社会にあって、法学部では、法とビジネスに関する諸分野への探究心があり、同時に地域の現状や社会の問題に関心を持ち、それらの問題を法的に考え解決する力を身につけたい人を待っています。