鹿児島市長との意見交換会『市長と語る会』を実施しました ≪地域産業論演習≫

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令和6年2月8日(木)、法学部専門教育科目「地域産業論演習」の一環として、鹿児島市の下鶴隆央市長をお招きし、学生との意見交換会『市長と語る会』を実施しました。

地域産業論演習では、鹿児島市との連携により、地域の特徴や産業構造、地域開発の基礎理解のうえで、企業・自治体施設等の実地見学とワークショップを行い、地域における課題を設定し、その解決に向けた施策案の作成と提言プレゼンテーションを実施しています。特に今回は、自治体のトップと積極的に交流できる貴重な学習機会を次に活かすことが柱の1つとなっています。これらにより、様々な職業人を含めた他者と積極的に意見を交換しながら、地域・産業理解を進め、当事者意識と課題解決意識を高め、自己の就業観の醸成にもつなげることを目標にしています。

最終回の『市長と語る会』では、それまでに学んだことをもとに、学生5グループから様々な提言・提案がなされ、会の進行や運営も学生が担当しました。

提言等の主な内容は次のとおりです。

  • 鹿児島市の緑茶を全国へ広めたい(鹿児島茶No.1をめざし、特に市まつもと茶の魅力発信と剣道部のイギリス交流での活用)
  • 火山buy計画(嫌われがちな火山灰をプラスに変える、降灰するともらえる飲食店クーポンの取り組み)
  • かごしまMarriage Club(市と大学が連携した出会い・お見合いを通しての婚活促進)
  • 鹿児島県内の労働者の現状と対策(サポーター制度・生活情報アプリ・ESC横丁などの外国人労働者の受け入れ環境の整備)
  • いっど鹿Go!~鹿児島の魅力にきづいてもらうど~(鹿児島の先人たちや学生がキャラクターとして登場し、ポイントに応じて特産品等に交換できるゲームアプリとその英語版開発)

これらの提言に対して、下鶴市長は一つ一つ丁寧に感想や施策の説明、新たな提案等をされていました。

下鶴市長は、まとめの挨拶で、「世の中は一気に変えられなくとも、少しずつ変えることはできる。学生の皆さんには多くのものを見て多くの事を学び、鹿児島の未来を一緒に作っていって欲しい。」と述べられました。

なお、本学と鹿児島市は、平成28年11月1日に生涯教育及び地域社会に貢献する人材の育成などに関して、包括連携協定を締結しています。