【社会連携事業報告】鹿児島県・大島北高校・奄美群島観光物産協会等連携のプロジェクトを実施しました

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■プロジェクト”A”~奄美から日本・世界を考える~

産官学連携プロジェクト型学習をテーマとする法学部キャリア教育ゼミでは、昨年度の
鹿児島県庁・NTTドコモ連携「かごしま未来創造ビジョン」周知プロジェクト
活動報告(3)【鹿児島県・NTTドコモ連携】「かごしま未来創造ビジョン」周知プロジェクト | 志學館大学 (shigakukan.ac.jp)
の続編・各論編として、令和5年9月から奄美に関するプロジェクトを実施しています。
「プロジェクト”A”~奄美から日本・世界を考える~」と称し、昨年12月に奄美本土復帰70周年を迎えたことを契機に、鹿児島県庁総合政策課・離島振興課・大島支庁・大島北高校・奄美群島観光物産協会等の皆様のご協力を得て実現しました。

同ゼミ生は、県庁でのキックオフゼミを皮切りに、奄美群島振興開発特別措置法などの法令や振興施策を学び、全体のプロットを立てました。また、人間文化学科の原口泉教授が特別ゼミで奄美と琉球の歴史を紐解いて下さり、鹿児島銀行大島支店の方が現地の産業等について情報を下さいました。

次に、12月に現地研修として奄美に渡り、聞き書き学習や探究活動の活発な大島北高校で、戦後復帰・島唄・伝統野菜・特産たんかん・キャッサバ・マングローブ・サンゴ・環境保全などのテーマに分かれて話し合うとともに、キャリア教育の観点からの交流の機会を設けることができました。

※奄美の魅力や課題知って 大島北高と志學館大が交流 奄美大島(南海日日新聞社 12/2)

大島支庁では、奄美群島の魅力と課題について、「奄美地域_地域振興の取組方針」に触れながら協議し、学ぶ機会を作って頂きました。
「味の郷 かさり」では、フル(葉にんにく)チャンプルや黒糖ドーナツなど、シマの食材・伝統料理等についてご教示頂き、イベントにもご協力頂きました。
この他、歴史・自然・産業・食・文化のテーマごとに分かれ、様々な観点から吸収できた情報についてワークショップを行い、一部、ゼミのインスタグラムやポスター展示等で発信している最中です。

なお、本学社会連携センターが霧島市教育委員会・鹿児島工業高等専門学校と共催する公開講座「ニューライフカレッジ霧島”隼人学”」にて、同ゼミOGの唄者・界眞子さんの島唄実演とトークセッションに同ゼミ生も参加し、島唄とそれを受け継ぐ唄者の方の魅力も堪能しました。

さらに、1月22日~26日、本学カフェ風(Fu)と後援会からのご協力をいただき、奄美に関するメニュー提供、物販、ポスター報告の「奄美フェア」を実施しました。すべて連日即完売で、奄美への関心から話題も拡がり、大変好評でした。
ご協力下さった皆様、本当にありがとうございました。

志學館大学では、このように様々な業界の方々のご協力を頂き、学生の発案を重視しながら、学生が地域と触れ合い実践的に学ぶ機会を各学科等がその特徴に合わせ、また全学横断的にも多数、用意しています。