五感で学ぶ地域の魅力
この度、本学生涯学習センターから、隼人学ブックレット第2号『五感で学ぶ地域の魅力』を発行いたしました。
本書は、霧島市教育委員会・鹿児島工業高等専門学校との連携講座「ニューライフカレッジ霧島・隼人学」の講座内容の一部を収めたものになっています。「私たちが便利さの中で失いがちになっている<五感を楽しむ生活>を取り戻すことは、人生を充実させることになるはず。しかもそれは決して難しいことではなく、ちょっとだけ意識して地域に関わっていけば、そのための資源はかぎりなくある」と、豊かな事例を基に論じています。
執筆者紹介
- 中河志朗(鹿児島大学名誉教授)
- 植村紀子(児童文学作家)
- 宗建郎(志學館大学講師)
- 竹ノ内祐子(日本茶インストラクター)
- 篠原学(鹿児島工業高等専門学校教授)
農的生活のすすめ
本学生涯学習センターから、この度、本センター出版書籍「農的生活のすすめ」を発行いたしました。1冊700円で販売しています。
本書は、本学公開講座「農的生活のすすめ」の講義内容等を収めた集約本となっており、3人の講師が「農業でお金を稼ぐことは難しい。しかし、生活の中に『農』を取り入れ楽しむことは誰にもできる」と、それぞれ問いかけています。
執筆者紹介
- 萬田正治(竹子農塾主宰)
- 永里紘二(志學館大学名誉教授)
- 門田信一(うるし作人塾代表)
隼人学
志學館大学生涯学習センターでは、この度、隼人町教育委員会との共同編集により、『隼人学−地域遺産を未来につなぐ−』を出版しました。
隼人町(現霧島市)との連携講座「ニューライフカレッジ志學」で蓄積された成果であり、南九州に遺された歴史、文化、社会、自然にまつわる数々の宝を掘り起こし、未来に繋ぐことを意図したものとなっています。
This book presents a thorough research of the history, folklore, nature, and society of southern Kyusyu.
志學館大学生涯学習センター・隼人町教育委員会 編
南方新社 発行・A5判 427頁
定価:2,100円(本体2,000円+税)
第1章 歴史と民俗
古代隼人の生活と文化(中村明蔵)・クマソと隼人(藤浪三千尋)・古事記と熊襲・隼人と浜下り考(川上親昌)・隼人と竹の民俗文化(下野敏見)・鹿児島の初期縄文文化と上野原遺跡(新東晃一)
第2章 歴史と社会
近世国分隼人地域社会の特質理解(梅木哲人)・島津義久の富隈城入城とその時代(松尾千歳)・鹿児島の文教的風土(二見剛史)・日本最初の民間憲法草案(出原政雄)
第3章 文学と言語
隼人・國分と古典文学(伊牟田經久)・国分.隼人地区の歌枕考(清水勝)・鹿児島の方言を考える(瀬戸口修)
第4章 土木・建築遺産
南九州の地域遺産に学ぶ(土田充義)・天降川の川筋直しを考える(甲斐保之)・天降川の用水路と農業本論(疋田誠)・里の石橋を訪ねて(木原安姝子)
第5章 地域の自然
天降川ウォッチング(立山芳輝)・錦江湾の干潟の生き物たち(佐藤正典)・天降川の自然環境と地域生活(浜本奈鼓)・足元の自然から(大竹孝明)・ふるさと再生プラン(萬田正治)
第6章 環境に学ぶ
倫理学から見る環境問題(江崎一朗)・生涯学習社会における環境教育(二見剛史)・エコミュージアムに学ぶ(岩橋恵子)・自然環境を生かしたまちづくり(岩船昌起)
第7章 産業と社会
地場産業とグローバル化(近藤諭)・医療福祉からみた鹿児島(近藤功行)・資源循環型社会を考える(石田尾博夫)・国分隼人テクノポリス開発計画(原田統之介)・地域遺産を生かした隼人の街づくり(平田登基男)
第8章 シンポジウム
南九州の地域遺産と私たち・南九州の地域遺産を未来につなぐ