人間関係学部心理臨床学科 精神保健福祉コース

松原 朝陽さん

出身校:加世田高等学校

所属の学科を選んだ理由を教えてください。

誰もが持っている心を、学問として客観的に分析できることに心理学の魅力を感じたため、今の学科(心理臨床学科)を選びました。

好きな授業と理由を教えてください。

「ソーシャルワーク演習(専門) 」という、精神保健福祉士国家資格の取得に向けた演習講義が好きです。
グループワークを通し教科書の事例問題を考察するのが主で、メンバーの多様な意見が飛び交います。
事例問題は主に精神疾患と向き合う方への支援に対する考察なのですが、メンバーとの議論を通じて自分にはない新たな視野の発見につながっていると実感できます。

志學館大学を選んでよかったなと思う部分を教えてください。

生徒と教職員の距離が近いところです。
授業の質問や資格取得のサポート、進路支援など、生徒一人一人と丁寧に向き合ってくださる教職員の方々がとても多く、学業やサークル、アルバイトなど、安心して両立させることができます。

あなたの学校生活を教えてください。

私は1年次に進路を定めていたので、それに合わせた履修計画を組みました。
空きコマはサークル活動やアルバイト、資格の取得に利用しましたが、特に印象に残っているのは「レオクラブ」というボランティアサークルです。
レオクラブでは部長を務め、献血ボランティアの実行や就労支援を受けている方の商品を学内で販売するなど、障害の有無に関わらず活躍する利用者様の社会参加のサポートを行いました。
中でも、レオクラブと就労支援事業所と連携販売を行ったプリザーブドフラワーやレザークラフトなどは大盛況で、事業所様からも「すごい売り上げ金額でスタッフ一同驚いている」とのコメントをいただきました。

これまで学んだことが日常生活で影響した場面があれば教えてください。

私が所属する精神保健福祉コースで主に学ぶことは、精神疾患を抱える方の支援方法についてですが、それらで得た知識を自身のメンタルのケアにつなげることもできます。
心が疲弊した時、気分が落ち込んでしまう時、精神保健福祉で学んだことが自分自身を救ってくれる時があります。

現時点で考えている進路と理由を教えてください。

行政機関の精神保健福祉士を考えています。
精神保健福祉士として支援を行うことはもちろん、一般行政職と協働しつつ、支援に励むことが現時点の目標です。
地域の福祉の実現は、自治体との密接な連携なしでは不可能に近いと私は考えています。

先生方との印象的なエピソードがあれば教えてください。

精神保健福祉コースの先生方との面談が印象的です。
話の組み立て方が巧妙というか、多角的な視点で物事を分析してらっしゃるのだなと思いました。

受験生へ一言お願いいたします。

目標がある人もまだ見つかっていない人も、早いタイミングから多くの経験を積んでおくのがおすすめです。
学業はもちろん、サークル、アルバイト、ボランティアなど、さまざまな体験が自分の選択肢につながります。
心理臨床学科では3年次に4つのコースに分かれ、より専門的な学習となっていきます。
どのコースを選択すべきなのか迷うと思いますが、
きっとそれまでの経験が、皆さんの選択をよりよい方向へと導いてくれるでしょう。