時代に即応した堅実にして有為な人間育成 創立者のみおしえ 「雪乃如く清らかに 月の如く明けらけく 花の如く撫子の 強く優しく」 創立者 満田ユイ 後継者 志賀フヂ

学長挨拶

志學館大学は、鹿児島中央駅から車で10分ほどの、錦江湾に浮かぶ雄大な桜島を綺麗に見渡すことのできる紫原台地に建っています。2019(令和元)年に創立40周年を迎えましたが、大学の歴史を紐解くと、1907(明治40)年に満田ユイ先生が開設した鹿児島女子手芸伝習所が礎となり、そこから数えると115年の歴史を経ています。明治時代から、鹿児島県高等教育の一端を担い続けてきたことになります。

私たちを取り巻く世界は今、国際情勢や経済の不安定化、地球環境の悪化、新型コロナウイルスに代表される感染症の拡大など、解決しなければならない課題が数多くあります。それらが解決していないのに、新たな課題が増えるという状況が続いています。一方で、喜ばしいことに平均寿命は順調に伸びて、先進国では人生100年時代が到来しています。私たちは、様々な社会課題が積み重なる中で、自分の人生を100年間生き抜くことになります。

他の人と共存しながら、豊かな人生を送るために必要なことは何でしょう。自ら学ぶこと、自分で考えること、他者を理解しようとすること、行動に移すこと、この4つは、重要な土台であるように思います。志學館大学の使命である「教養と実践的な専門の学芸を体系的に教授研究し、科学的・論理的思考法、現代社会に必要な技能及び総合的な問題発見・課題解決能力を身につけ、自主性・創造性と社会に貢献する態度・志向性を持っている堅実・誠実な職業人を育成する」は、これら4つのことを含めた本学の教育方針です。

2020(令和2)年からは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals;SDG's)」そして2022(令和3)年からは「ソサエティ5.0」に対応した科目も開始され、これからも時代に即応した教育体制を整えています。「自分を飛ばせ。」は、志學館大学のキャッチコピーの一つです。雄大な風景を望む志學館大学で、仲間や教職員と共に、自分自身の可能性を広げられることを心から願っています。

学長の写真

志學館大学
学長飯干 紀代子

建学の精神

志學館学園は、1907(明治40)年に開設した鹿児島手芸伝習所を母体とし、1949(昭和24)年に公布された私立学校法に基づいて設置した学校法人実践学園を前身とする。その百年に及ぶ学園の歴史の中で堅持しつづけた建学の精神は「時代に即応した堅実にして有為な人間の育成」である。

本学の使命

教養と実践的な専門の学芸を体系的に教授研究し、科学的・論理的思考法、現代社会に必要な技能及び総合的な問題発見・課題解決能力を身につけ、自主性・創造性と社会に貢献する態度・志向性を持っている堅実・誠実な職業人を育成する。

目的

本学は、広く知識を授けるとともに、深く専門の学芸を教授研究し、学園の伝統を継承して、誠実な人がら、豊かな教養、自主的・創造的な行動力を併せもつ有為な人間を育成し、もって文化の創造と社会の充実発展に寄与することを目的とする。

三つのポリシー

志學館大学のディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

本学は建学の精神「時代に即応した堅実にして有為な人間の育成」に従い、以下に掲げる資質・能力を涵養することを教育目標とし、これらを修得した者に学士の学位を授与します。

  • 個性的かつ堅実な人間性、自主性、創造性が身についている。
  • 人類の文化、社会と自然に関する豊かな教養と科学的・論理的思考法、情報技術、コミュニケーション能力を身につけ、自ら学ぶことの喜びを知っている。
  • 実践的で体系的な専門的知識と技能を身につけ、総合的な問題発見・課題解決能力を持っている。
  • 職業観を持ち生涯を通じて学習し続ける能力を有している。
  • 倫理観を持った市民として地域社会の発展に貢献する高い意識を持っている。
  • 世界の言語・社会・文化を理解すると共に、多様な人々と共生・協働できる素地を持っている。

志學館大学のカリキュラム・ポリシー(教育課程の編成方針)

大学及び各学部・学科のディプロマ・ポリシーに基づき、「共通教育科目」及び「専門教育科目」を組み合わせ、各学部・学科の教育課程を組織的、体系的に編成します。また、全学縦断・横断的に構築したプログラム教育により、多様で豊かな学修の機会を提供します。体験型学習やアクティブ・ラーニング等を適切に取り入れた講義、演習、実習、実技により科目を編成します。

  • 「共通教育」は、大学で自ら学ぶ力の基礎を身につける「導入科目」、人類の文化、社会、自然に関する豊かな教養を修得する「教養科目(1~3群)」、情報技術を修得する「教養科目(4群)」、世界の言語・社会・文化を理解し、外国語でのコミュニケーション能力を獲得し、多様な人々と共生・協働できる素地を養う「外国語科目」、職業観を持ち生涯自ら学び続ける意欲と他者とのコミュニケーション能力を身につける「キャリア形成科目」、鹿児島の文化、社会、自然、産業に関する豊かな教養を身につけ、市民として社会の発展に貢献する態度・志向性を養う「かごしま教養科目」の各科目群で編成する。
  • 「専門教育」は、実践的で体系的な専門的知識と技能を修得しつつ総合的な問題発見・課題解決能力を養うための「学部・学科基礎科目」、「学部共通科目」、「学科科目(コースによりさらに細分される場合がある)」及び「卒業科目」等で編成する。
  • 「プログラム教育」では、「ESD(Education for Sustainable Development;持続可能な開発のための教育)」及び「Society5.0基礎(数理・データサイエンス・AI教育)」を編成する。
  • 自主性と創造性を身につけ、自ら学ぶことの喜びを知るために、体験型学習、アクティブ・ラーニングを適切に組み込んで、教育課程を編成する。

志學館大学のアドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

志學館大学は、建学の精神「時代に即応した堅実にして有為な人間の育成」に基づき、教育研究上の目的及びディプロマ・ポリシーに掲げた能力を修得した人間を育成するために、以下のような人々の入学を期待します。

  • 高等学校等で習得した学力を基盤にして、それを大学での専門分野の勉学に生かそうとする人
  • 社会の様々な動きや文化に関心を持ち、自らの考えや判断を積極的に表現しようとする人
  • スポーツ活動、文化活動、ボランティア活動、資格取得などの学内外での活動に主体的に取り組む意欲のある人
  • 社会での職業や外国での生活で得た多様な経験を学びに生かそうとする人
  • 既に修得した知識や技能を生かし、本学での学びと結び付けてより高い能力を身につけたい人

各入試区分では、上記の事項をそれぞれ下表のように重視します。 ◎…特に重視する事項 ○…重視する事項

※下図は画面に収まらない場合、
左右にスライドしてご覧いただけます。

事項1 事項2 事項3 事項4 事項5
総合型選抜
スポーツ総合型選抜
学校推薦型選抜(指定校制)
学校推薦型選抜(一般)
学校推薦型選抜Ⅱ期(地域枠制)
一般選抜
大学入学共通テスト利用選抜
編入学選抜
転入学特別選抜
社会人特別選抜
帰国生徒特別選抜
外国人留学生特別選抜

各学部・大学院の「目的・三つのポリシー」は下記リンク先に掲載しております。