溝上 宏美 (ミゾカミ ヒロミ)

  • 所属 : 人間関係学部 人間文化学科
  • 職名 : 准教授

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就任年月 2012年4月
学歴(大学卒以降) 1999年3月 京都大学文学部卒業
2001年3月 京都大学大学院文学研究科修士課程修了
2005年3月 京都大学大学院文学研究科博士課程研究指導認定退学
学位 博士(文学)
職歴(研究歴) 2005年4月 京都大学大学院文学研究科21世紀COEプログラム研究員(~2007年3月)
2009年6月 北海道大学スラブ研究センターITPフェロー/University of Oxford, St.Anthony's College, Senior Associate
     (~2010年3月)
2010年4月 京都大学文学部非常勤講師(~2012年3月)
2011年4月 国立舞鶴工業高等専門学校非常勤講師(~2012年3月)
2012年4月 志學館大学人間関係学部講師
2018年4月 志學館大学人間関係学部准教授
授業科目 【学部科目】
学問へのステップI・II,ヨーロッパの歴史,外国史概論,文化史II,現代の世界と歴史,歴史地理入門,歴史学演習II・IV,卒業研究I・II,人間らしさを考える,歴史学特講III
所属学会 日本西洋史学会,イギリス帝国史研究会,イギリス女性史研究会,史学研究会,九州西洋史学会,東アジアブリテン史学会
社会連携活動 『史林』編集委員(2010年4月〜2012年3月)
専門分野 (1)現代史学
(2)西洋史学
研究テーマ ・第二次世界大戦後のイギリス植民地における社会開発と女性
・脱植民地化とコミュニティ・デヴェロップメント
研究業績(著書) 『近現代イギリス移民の歴史―寛容と排除に揺れた二00年の歩み』パニコス・パナイー著,浜井祐三子・溝上宏美訳,人文書院,2016年
研究業績 (論文) 'Colonial Welfare and Women's Voluntary Groups in the Decolonization Era:A Perspective from the Women's Institute during the 1950s' East Asian Journal of Brirish History, Vol.4(March, 2014)
「イングリッシュネスと他者−婦人会から見た第二次世界大戦後のイギリス社会の変容」『西洋史学』244号,2012年3月
'Teaching British Life Style:The Role of Women's Groups in Resettling Foreign Workers During the Attlee Years', East Asian Journal of British History,Vol.2(March,2012)
「兵士から外国人労働者へ−アトリー労働党政権のポーランド人再定住政策 1946-1949」『史林』第90巻5号,2007年9月
「アトリー労働党政権のポーランド人再定住軍団の編成−1945-46」『史林』第88巻3号,2005年
「アトリー労働党政権の東欧系移民受け入れ政策:1945-1947」『二十世紀研究』第4号,2003年
研究業績(その他) 時評
「歴史的視点からみたイギリスのEU 離脱と移民問題」『新しい歴史学のために』290巻,2017年
実践報告
「「共通歴史教科書」作成を通じた複眼的な歴史教育の試み」『志學館大学教職センター紀要』第2号,2017年ワーキングペーパーGCOEワーキングペーパー,次世代研究1『福祉国家における親密圏・公共圏の交錯に関する事例研究―戦後イギリスにおける外国人労働者支援と女性団体の役割』,2009年

ワーキングペーパー
GCOE ワーキングペーパー,次世代研究1『福祉国家における親密圏・公共圏の交錯に関する事例研究―戦後イギリスにおける外国人労働者支援と女性団体の役割』,2009年
プロシーディング
'Women at Home with the Declining Empire -- Women's Institutes and 'Others' after the Second World War', The 5th Japanese-Korean Conference of British History (June, 2013)
研究ノート
「イギリス帝国末期の植民地開発と女性専門家―キャリアとジェンダー」(志學館大学人間関係学部紀要44巻、2023年3月)
「1950年代イギリス植民地省の社会政策における女性の位置づけ―コミュニティ・デヴェロップメントとの関連を中心に」(志學館大学人間関係学部紀要41巻、2021年3月)
書評
水野祥子著『エコロジーの世紀と植民地科学者―イギリス帝国・開発・環境―』(『史林』103巻6号、2020年11月)
特記事項 高校までの歴史というと、人名や年表などたくさんの事柄を知っていることがいい成績をとるために重要であったと思います。しかし、本来の歴史という学問は、そうではありません。過去の事実をどのようにみるのか、客観的な証拠に基づいたうえで、答えが一つではない問題について考えていく、これこそが歴史学の醍醐味なのです。担当授業では、暗記は求めません。そのかわり、様々な証拠や説をまとめたうえで、自分の考えを書く練習をします。
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