『薩摩藩と明治維新』

著者: 志學館大学人間関係学部教授 原口 泉

幕藩体制からの幕開けとなった明治維新の歴史的評価の表と裏。本書は島津斉彬、西郷隆盛らと明治維新に焦点を当てて、歴史の中の光と影を浮き立たせます。さらに、彼らの遺志を受け継ぎ、日本の近代化を主導した人々の業績を紹介しています。明治という時代を作り出した先人の志が、21世紀を生きる私たちに伝わってきます。

目次

  • 第一章薩摩藩からみた明治維新
  • 第二章島津斉彬と西郷隆盛
  • 第三章西郷隆盛と明治六年の政変
  • 第四章西郷隆盛と西南戦争
  • 第五章西郷隆盛の遺志を継いだ前田正名
  • 第六章島津斉彬の遺志を実現させた産業革命
『薩摩藩と明治維新』

令和元年11月18日 初版発行

『高等教育の質保証: 地方大学が変わる』

著者: 志學館大学学長 松岡 達郎

大学に求められる質の高い教育。それを確実にする大学内部の質の保証。大学のあるべき姿を、品質マネジメントシステムの国際基準であるISO9001で求められる組織の振舞い方の視点から分析しています。大学の教育機能をもっとも合理的に担保できる手法を追求し、社会から信頼される大学像にせまります。

目次

  • 第一章大学をめぐる状況
  • 第二章大学教育の質保証のためのツール
  • 第三章大学教育の質保証システム
  • 第四章ISO9001からみた大学教育の質保証システム
  • 第五章大学教育の質保証のさらなる深化
  • 付録大学教育の質保証のための規範(私案)
『高等教育の質保証: 地方大学が変わる』

令和元年11月18日 初版発行

『象徴天皇制のゆくえ』

編著者: 志學館大学人間関係学部教授 茶谷 誠一

令和改元と天皇代替わりにより、象徴天皇制に対する関心は近年一気に高まっているようにみえます。しかし、日本国憲法の施行とともに始まった象徴天皇制の歴史や実態につき、主権者たる我々国民はどこまで認識できているでしょうか。本書はこれまでの象徴天皇制の実態を検証するとともに、令和新時代に向けた課題についても提示します。

目次

  • 序章令和改元と本書の概要茶谷 誠一
  • 第一章検証・象徴天皇制下における「天皇外交」─一九五一年の鳩山・ダレス会談と昭和天皇の関与─茶谷 誠一
  • 第二章象徴天皇制下の「皇室外交」─象徴天皇の意思にみるポリティクス─舟橋 正真
  • 第三章戦後沖縄の新聞報道に見る天皇制批判―「反復帰」論出現の背景―
  • 第四章初代象徴皇太子としての模索─一九六〇~八〇年代の明仁皇太子・美智子皇太子妃─河西 秀哉
  • 第五章立憲君主制と象徴天皇制─イギリス君主制からの影響を考える─君塚 直隆
  • 第六章平成から令和へ─新聞メディアは改元をどう報じたか─栗原 俊雄
『象徴天皇制のゆくえ』

令和2年9月24日 初版発行