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志學館大学「鹿児島の未来への提言 グランプリ」の表彰式が行われました。

2018年12月07日 お知らせ

 志學館大学が主催する論文コンクール「鹿児島の未来への提言グランプリ」(鹿児島県、南日本新聞社後援)の表彰式が、本学大学祭「銀杏祭」2日目の11月25日に行われました。

 今年度の募集テーマは、「明治維新150年に想いを馳せて、いまの鹿児島にモノ申す」で、応募者のなかから、優秀賞には本学人間関係学部人間文化学科3年の奈良あかりさんの論文「明治維新150年を迎えた鹿児島、これからさらなる地域発展を目指すためには? ー人口減少や地域課題を視野に入れての提案ー」、また奨励賞には、同学部心理臨床学科2年の川添百花さんの論文「鹿児島のことは、鹿児島県民の全員から発信を!」が、それぞれ選ばれました。

 表彰式では、松岡達郎学長から表彰状が手渡された後、審査委員を代表して鹿児島大学司法政策教育研究センター長の米田憲市同大学教授から、受賞論文について講評をいただきました。

 優秀賞を受賞した奈良さんは「自身の目線から見る鹿児島のイメージと、客観的な鹿児島のイメージの二つの視点を持ちながら論を展開できるように頑張りました」と話していました。奨励賞の川添さんは「私の実体験を元に思ったことを書きました。私にしか見ることのできない視点から鹿児島を見つめ直すきっかけにもなりました」と話していました。

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審査委員会 講評

優秀賞の奈良あかりさんの論文「明治維新150年を迎えた鹿児島、これからさらなる地域発展を目指すためには?-人口減少や地域課題を視野に入れての提案」は、鹿児島全体の課題として人口減少、財政状況、女性の社会・経済的地位等を挙げ、こうした課題への対応と発展の取組は同時に行われるべきとし、県外移住者を呼び込むレベルの魅力的な子育て支援、県内外、国内外の企業間での協力や地域の人々の協力によってなされる利潤追求に加えて社会貢献を踏まえた持続可能な開発の取組の推進、さらに、鹿児島が一体となって取り組むための地域の助けあいと話し合いの必要性を説きます。
審査委員会では、前提事実や参考とする見解の出典を明確に示している点に加え、リアリティのある具体的な提案がなされていることが評価されて優秀賞に相応しいという評価となりました。

奨励賞の川添百花さんの論文「鹿児島のことは、鹿児島県民の全員から発信を!」は、「明治維新」以来150年もの間、鹿児島はそれを超える改革や革命をしていないという認識から出発し、県民は「明治維新」という事実に慣れてしまって関心も低く、「明治維新150年」等を契機とするイベント等の取組も県民レベルでは盛り上がりに欠け、特に若者は明治維新そのものはもちろんそれに関係するイベントにも興味を持っているわけではないことを自己の体験を踏まえて指摘します。現代の若者の視点と歴史を結びつけることの難しさに触れつつ、だからこそターゲットを県内外に広く構えるのではなく、あえて、まず県内の若者にターゲットを絞り、そこに資源を集中投下することで、まず「鹿児島県民」を盛り上げることに注力するべきであると提案します。
審査委員会では、体験から見出した事実を踏まえた強い主張と「まずは鹿児島県民」という明確なメッセージが評価されて、奨励賞に相応しいという評価になりました。

最終審査の対象となったのは6編の論文で、大賞こそ出すことはできませんでしたが、おおよそ読みやすい文体と文章構成で主張がなされているという点での評価がなされ、選考ではさまざまな観点から議論が行われました。
その中でも入選作は、募集テーマである「明治維新150年に想いを馳せて、いまの鹿児島にモノ申す」というテーマの下、それぞれの仕方で鹿児島が取り組むべき課題を見出し、その改善の方針や具体策を力強く提示するという点で、それぞれに「鹿児島の未来への提言」という当企画の趣旨に応えていると評価されました。

今回選外となった論文も、真摯に「鹿児島」の歴史や現在に向き合い、それぞれ鹿児島との関わりで自らの立ち位置を確認し、鹿児島への思いを広げた成果を感じられたものでした。入選された方と合わせ、この検討を踏まえたみなさんの実践や取組が、鹿児島の未来の発展に繋がることを確信しています。

鹿児島の未来への提言グランプリ 審査委員会

受賞者コメント

優秀賞:奈良あかりさん(志學館大学 人間関係学部 人間文化学科 3年)
タイトル「明治維新150年を迎えた鹿児島、これからさらなる地域発展を目指すためには? ー人口減少や地域課題を視野に入れての提案ー」

この度は「鹿児島の未来への提言」グランプリにおいて優秀賞という賞を頂きましたこと、大変うれしく思います。また、審査や講評に時間を割いてくださった審査員の方々に心より感謝致します。

私は今回の論文において、自身の目線から見る鹿児島のイメージと、客観的な鹿児島のイメージの二つの視点を持ちながら論を展開できるように頑張りました。拙い文章であったとは思いますが、鹿児島の未来をより良くしていくための一意見として、論文という形で発信できたことは良い経験となりました。

私は鹿児島が大好きです。だからこそ、これからも鹿児島のよい部分ばかりではなく、改善していくべき所も客観的に認識しながら、地元に貢献していける人になれるよう様々なことに精進して参ります。

奨励賞:川添百花さん(志學館大学 人間関係学部 心理臨床学科 2年)
タイトル「鹿児島のことは、鹿児島県民の全員から発信を!」

今回奨励賞をいただけたことをとても嬉しく思います。論文では私の実体験を元に思ったことを書きました。

約17年間習い事を通しての、私にしか見ることのできない視点から鹿児島を見つめ直すきっかけにもなりました。

鹿児島の若い世代の方々に私の体験談を通して、鹿児島の現状を知ってもらい、少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。

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