2022年11月17日 お知らせ
令和5年度から、Society 5.0を支える人材の育成を目的とした「Society 5.0基礎プログラム」(学校教育法施行規則に基づき学修証明書を発給できる教育プログラム)を開設します。
Society 5.0とは、サイバー技術により知識や情報が社会全体で共有されるようになることで、新たなかたちの人とモノの繋がりが生まれ、これを通して、様々な社会課題を解決するとともに新たな価値を生み出すような現代・近未来の社会像を指します。イノベーションにより、多様な人々の多様なニーズにきめ細かく対応でき、人類に新たな可能性を開く社会ともいわれています。Society 5.0の基盤は、現実社会の情報がサイバー空間で蓄積され、AI等による分析結果が知らず知らずのうちに、私たちの仕事や生活などを含む社会の隅々にフィードバックされることにあります。こうした社会で活躍する人材には、情報・データサイエンス等に関するリテラシーが不可欠です。
本学の「Society 5.0基礎プログラム」の目的は、本学及び各学部、学科のディプロマ・ポリシーに基づく学部・学科カリキュラムに加えて、Society 5.0の基礎である数理・データサイエンス・AIリテラシーを体系的に学ぶことにあります。そのために、データの数理的扱いのほか、第4次産業革命とも言われるAI、ビッグデータ、IoT等の先端技術がどのように産業や社会生活に取り入れられているかを学びます。
プログラムは、上の趣旨に沿って開講される既設・新設科目で体系的に構成し、それらの中から、プログラム必修科目5科目10単位及びプログラム選択科目から5科目10単位以上、合計10科目20単位以上を修得した者を、「Society 5.0基礎プログラム」修了者と認定します。このように、文系学生にも無理なく、やや理系色のある数理・情報系の学修が可能なように工夫がこらされています。
このプログラムは、学校教育法施行規則に基づき「学修証明書」が発給できるものです。プログラム修了者には、卒業時に「Society 5.0基礎プログラム」修了証明書を授与し、ディプロマ・サプリメント(大学が発行する学修記録)にもその旨を記載します。なお、プログラムを修了するか否かは、卒業要件には関係しません。
本学は、別途開設しているESD(持続可能な開発のための教育)プログラムと本プラグラムを合わせて、現代社会の教養とも言える新たな教育コンテンツを提供し、持続可能でインクルーシブな経済社会システムの実現に参画できる人材の育成を図ります。
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