<速報>令和2年度「公認会計士」国家資格試験(合格率10.1%)に、法学部法律学科4年の一村朋花さん(鹿児島女子高等学校出身)が合格しました。
卒業後の就職先としては、有限責任監査法人トーマツに内定しています。
公認会計士試験は、医師国家試験・司法試験と並ぶ日本の三大国家試験と位置づけられており、会計資格の中で最も難易度の高い試験です。会計学(財務会計論・管理会計論)、監査論、企業法、租税法、選択科目(経営学・経済学・民法・統計学)の知識が問われます。
公認会計士は、監査と会計の専門家として、企業等の財務情報の信頼性を確保する重要な使命を担う存在です。監査業務を通じて経済の健全な発展を支えているともいえます。また、税務・会計・経理業務やコンサルティング業務を行うことができ、登録等により「税理士」になることもできます。
この最難関試験に見事、在学中に合格した一村さんは、1年次には「宅地建物取引士」試験にも合格しています。
大学における学業成績も非常に優秀で、入学当初から目標を定め、ボランティア活動等何事にも積極的に取り組み、法学だけではなく会計学等に関する知識を自ら計画的に学び、努力を続けてきた姿勢がさらに今回実を結びました。
そんな一村さんに、公認会計士の魅力と試験対策についてコメントを寄せていただきました。
「沢山の方に喜んでいただけて幸せです。公認会計士業界は、学歴、性別等関係なく仕事ができる世界だと思います。1年次に宅地建物取引士を取得し、様々なボランティア活動に参加し、試験対策や関係者交流の場でも自分から積極的に動いたところ、4大監査法人の方々から『ぜひ一村さんと働きたい』と沢山声をかけて頂きました。また、監査法人以外にも活躍できるフィールドは多くあります。そのため、鹿児島でもさらに公認会計士を目指す人が増えたら嬉しいと思っています。公認会計士試験はたしかに難関ですが、内容が理解できないというより、試験範囲が膨大で知識の維持が難しいという意味で、難関です。そのため、会計士になる覚悟とコツコツ頑張る力がある人は合格できると考えています。」
後輩の皆さんや同様の目標を持つ方々、あるいはまだ方向性を探っている方々にも力強く響く、素敵なメッセージをありがとうございました。
4大監査法人の1つとして世界的なネットワークを持つトーマツで経験を積まれご活躍される姿を、今から楽しみにしています。