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『学問へのステップ』レポートコンクール2015 入賞者発表

2016年04月07日 お知らせ

最優秀賞

漆間 智美(人間関係学部 人間文化学科 2年)
「紙の本と電子書籍」

優秀賞

田上 葵(法学部 法律学科 2年)
「選挙権年齢引き下げの課題と展望」
上野 茜(人間関係学部 心理臨床学科 2年)
「フリースクールについて」
内田 美宇(法学部 法律学科 2年)
「現代社会における薬物乱用とその対策について」

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4月7日(木) 新入生オリエンテーションの席上で表彰式がおこなわれました。松岡達郎学長から最優秀賞の漆間さんほか4名に賞状と賞品が授与され,入賞者は新入生や指導教員,審査委員の先生方から盛んな拍手をもらいました。

コンクール総評 (宮野 直也 FD推進委員長・人間関係学部教授)

受賞者の皆様おめでとうございます。

本年度のレポートコンクールに推薦された24作品は,現代の日本社会が直面している諸問題を中心に大変多様なテーマを取り上げていました。与えられた問題に取り組むだけでなく,自発的に問題点を探索するという態度は,大学での学問には勿論のこと社会に出てからも極めて大切なことです。今後も当事者意識と知的好奇心を持ち,問題を発見する能力を育成してください。

今回も気になった点の一つを述べます。語彙の選択や構文に,間違いとは言えなくても不適当な例が散見されました。これは単に文章の巧拙の問題に止まりません。言葉は論理的思考の道具です。テーマについて筋を通して深く考えるためには,扱う材料と作業に適した道具,つまり的確な語彙と構文の選択が必要です。そういう訳で,先ずは語彙力の向上に努めてください。最も効果的な手段は,言うまでもなく読書です。

最優秀賞:漆間 智美「紙の本と電子書籍」

審査委員評(畑井 清隆 法学部長・教授)

本作品は,紙の本と電子書籍のうちどちらが読書に適しているかについて論じたものである。現代的で興味深いテーマを扱った点に好感がもてる。また,五感,インテリアデザイン,定着度の観点から比較検討し,読書には紙の本の方が適しているとの結論を導いているが,読書体験の質や知識定着の面など紙の本の方が優れている理由をわかりやすく整理しており,評価できる。注を付すなど形式面にも配慮すれば,さらによい作品となるであろう。

優秀賞:田上 葵「選挙権年齢引き下げの課題と展望」

審査委員評(近藤 諭 学長補佐(学務担当)・法学部教授)

最近の制度改革の事例をテーマに選んだ意欲作だったと思います。まだ始まってもいない制度につき,参考文献など乏しい中で,マス・メディアの情報源を活用しつつ,単なる「紹介」ではない主張の込められた文章構成に好感が持てました。一国のみならず複数の国の選挙制度を比較事例として扱ったならば,より議論に深みが出てくると思いました。今年の選挙でどのような変化を見せるか,課題と展望を踏まえて注視しましょう。

優秀賞:上野 茜「フリースクールについて」

審査委員評(小山 正俊 法学部教授)

さまざまな事情によって,学校へ通えない子どものための受入先として「フリースクール」の存在意義に気付き,身近でありながら解決困難な教育問題をレポートの課題とした点は大いに評価したい。子どもたちが社会的弱者とならないための策として,現在は民間施設であるフリースクール認可に対しての提言(問題点)も傾聴に値する。わが国の教育制度の中にどのように取り組むべきかの視点があれば良かったと思う。

優秀賞:内田 美宇「現代社会における薬物乱用とその対策について」

審査委員評(平塚 雄亮 人間関係学部講師)

悪い意味で「身近」になってきつつある薬物乱用問題について,その現状と対策をまとめたものである。薬物乱用の定義について適切に述べたうえで,検挙人数,学校における防止教育の現状がわかりやすく整理されている。欲を言えば,最後の自分の意見は一般によく言われていることであるため,「調べもの」の域を出ていない点が残念であった。さらにオリジナルのアイディアを出し,次のステップに進んでほしい。

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