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『学問へのステップ』レポートコンクール2014 入賞者発表

2015年04月30日 在学生の方へ

最優秀賞

桑代 彩織(人間関係学部 心理臨床学科)
「赤ちゃんポストについて」

優秀賞

原田 あすか(人間関係学部 心理臨床学科)
「同性婚について」
内野 桃華(人間関係学部 心理臨床学科)
「児童労働について」
長野 圭祐(法学部法律学科)
「高齢者の孤立死を防ぐために」

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4月7日(火)新入生オリエンテーションの席上で表彰式がおこなわれました。清水昭雄学長から最優秀賞の桑代さん以下4人に賞状と賞品が授与され、入賞者は新入生や指導教員、審査委員の先生方から盛んな拍手をもらいました。

コンクール総評(鈴木 雄清 FD推進委員長・人間関係学部准教授)

入賞なさった皆さん、おめでとうございます。「学問へのステップI・II」の授業でレポートを提出し、単位を修得なさったすべての皆さんに期待することがあります。それは、これまで学んだ情報収集・整理、アカデミック・ライティングのスキルを、今後の学習に活用していただきたいということです。

レポートや論文を書く際に重要なことは、読み手を意識することです。読み手に求める反応を明確にしましょう。「ある主張に対して賛同するようになって欲しい」「特定の行動をするように促したい」といった具合です。ある程度の情報収集・整理がなされているにも関わらず、読み手に求める反応が不明瞭なために、もったいないレポートが見受けられました。

レポートや論文には、守るべき型があります。最近では、引用や参照に関する型が守られていない論文が社会問題になりました。自分の意見と、引用したり参照したりした他者の意見の区別が必要です。こうした型については、これからレポートを書く際にテキストを読み直して、改めて復習しましょう。

最優秀賞:桑代 彩織「赤ちゃんポストについて」

審査委員評(長瀬 二三男 法学部長・教授)

熊本県の慈恵病院に設置されている赤ちゃんポストの現状を紹介し、海外の赤ちゃんポストと対比した上で、「子どもの殺害事件や、虐待・中絶・育児放棄が多発している現在、赤ちゃんポストが無くなるとより一層多くの命が失われてしまうだろう。」という理由から、赤ちゃんポストの必要性を主張している。問題点がよく整理されており、論旨も明快で説得力がある。誤字・脱字が散見された点が惜しまれる。

優秀賞:原田 あすか「同性婚について」

審査委員評(木下 昌也 人間関係学部教授)

本レポートは、近年日本でも話題になりつつある同性婚についてのものである。同性婚に関する国内外の現状や様々な立場についてよく調べられており、また筆者の考え方も明確である。しかしながら実際の筆者の一番の主張は制度そのものより同性愛者差別に対する批判にあるのではないかとも読める。いずれにせよ、それらの主張が一貫して多様な個々人の人権の保障という観点から論じられている点には好感が持てる。

優秀賞:内野 桃華「児童労働について」

審査委員評(近藤 諭 学長補佐(学務担当)・法学部教授)

貧困は、子どもの教育機会を奪い、子どもに家計のための労働要員という扱いを強制する。本レポートは、先進国では報道機会が乏しい、格差や貧困の世界的な拡大の影で問題視されている児童労働を扱ったものである。大学1年生が取り上げるには重いテーマだと思うが、現状説明や解決への一歩としてできることについて、文献を複数あたった説明とともに意見も明確で過不足ない内容であったと評価できる。表記や用字の正確さは留意されたい。

優秀賞:長野 圭祐「高齢者の孤立死を防ぐために」

審査委員評(小山 正俊 法学部教授)

地方に住む我々が危機感を持たなければならない問題として、少子高齢化の進展による限界集落や消滅可能性都市の問題がある。筆者はそのような状況に危機感を感じ、高齢者の孤立死という難題に正面から挑んでいる。この点を一番評価したい。もちろん孤立死の問題を少ない字数でまとめることは無理な状況で困難ではあるが、レポートの内容は現状を分りやすく説明し、地方の取組を取り上げて、破綻なく対応策までしっかりまとめている。

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