2022年03月22日 受験生の方へ
令和3年度10月実施の宅地建物取引士試験に13名(鹿児島県合格率13%、全国17.9%)、ファイナンシャル・プランニング(FP)技能検定試験については対策講座が延期・追加中の現段階で2級に1名、3級に5名が合格しました。
宅地建物取引士は法学を学ぶ学生が挑戦しやすい国家資格ですが、本学では例年人間関係学部の学生も共に挑戦しており、特に不動産・建設・金融業に関心のある学生におすすめです。また、公務員試験対策にもつながります。
FPは、資産に応じた貯蓄・投資等のプランの立案・相談に必要な知識が求められる国家資格です。特に金融・保険・不動産業に活かせますが、広く社会生活の様々な場面で役に立つ有益な知識・情報が得られますので、どなたにもおすすめです。
これらの対策については、資格センターを中心に教職員が熱心にサポートしています。ただし、志學館大学では、資格取得や就職試験対策というだけでなく、当初から自主的に目標を設定して計画的に過ごし、あきらめずに継続し、学習や努力を形にしようとすることで、次の学習や挑戦、価値観の醸成にも繋げる学生の姿勢への支援を重視しています。
例えば、大学での学びを基礎に各自で多大な努力を積み重ねて超難関試験を突破し、検事や弁護士などで活躍する卒業生が増えていますが、令和3年3月には、同年法学部卒の一村朋花さんが現役で公認会計士に合格し、有限責任監査法人トーマツに就職しました。詳細は以下の通りです。
令和2年度「公認会計士」国家資格試験に在学生が合格しました | 志學館大学 (shigakukan.ac.jp)
同月、令和2年法学部卒で大阪大学大学院に在学中の山口亮さんは弁理士試験に合格し、「志學館大学在学中に行政書士、知的財産管理技能士2級、弁理士短答式試験に合格していたので、その地道な学びが今回の弁理士論文式試験でも役に立ち、高得点で合格することができました。特に、民法等の基礎知識の定着のうえで体系的に知財法を理解できていることが判例評釈の際に活かせており、現在は法律事務所、特許事務所、企業知財部門のいずれで働くか検討中です。私は『創作者の想いを守り伝えたい』と考え、また成長し続けたい性分なので、できるだけ多くの経験を積み、将来的には鹿児島の中小企業のサポートもできるようになりたいです」とのコメントを寄せて下さっています。
※弁理士は、知的財産に関する専門家として、特許権、実用新案権、意匠権、商標権などの知的財産権の取得のために、代理して特許庁への手続きを行います。また、製品模倣の対策や他社の権利侵害の確認など、知的財産全般について相談を受け、助言やコンサルティングを行います。理系出身者や企業経験者が多く、文系弁理士は約15%、20代前半での試験合格はごく稀な難関資格です。
同センターでは、公務員試験や宅地建物取引士、行政書士、FP、簿記、TOEIC、MOS、かごしま検定ほか、様々な講座を開講しています。無料の講座や個別指導が充実し、有料講座も受講しやすい費用に設定しています。また、教職員が常駐して相談に乗り、学びやすい環境を提供しています。
この他、進路支援センターによる各種就職対策セミナー、教職センターによる教職ゼミ他支援、専門性や学生の希望に合わせた教員の個人講座、各種検定試験や模試の学内実施等が用意されています。例えば、法学検定、経営学検定、心理学検定については、それぞれの専攻の基礎知識の定着を図る学生が各20名以上合格しています。
さらに、公認心理師・臨床心理士・精神保健福祉士・養護教諭等の心理臨床的援助領域の各種資格への道を網羅している心理臨床学科・心理臨床学研究科、社会とつながるコンセプトの法ビジネス学科を中心に、多数の有資格者や、国家・地方公務員、金融機関等の民間企業、他教育機関等の経験を有する実務家教職員、夢を実現した受講者仲間、内定者、卒業生とも対話しやすい、アットホームな学風です。
大学生活を満喫し、多様なコミュニケーションの中で視野を広げ人として成長しつつ、学問との両輪として学内資源を活用し資格等にも挑戦したいと考えている方はぜひ、本学へお越し下さい。
また、在学生の皆さんもぜひ、新年度の新たな目標や刺激の1つに、学業・課外活動と並行し、資格や検定も入れてみてはいかがでしょうか。