学部・大学院

研究科長あいさつ

社会のニーズに応える質の高い公認心理師/臨床心理士を育成する

社会は時代とともに変容していき、現代は「多様性」「長寿」「共生」「情報通信技術・人工知能」「ライフスタイルの変化」といったキーワードが目につきます。しかし、その一方では、「貧困」「虐待」「格差」「引きこもり」といった問題も、社会の深刻かつ喫緊の課題として存在しています。

これからは、人の心の健康をいかに維持発展させるか、複雑な要因が絡む心の問題にどう速やかに対応するかが重要であると言えましょう。

本研究科は、そのような社会のニーズに応える高度な知識と技能を持った心理専門職である、公認心理師/臨床心理士を養成する機関です。2005年4月に、日本臨床心理士資格認定協会の第1種指定大学院の認定を受け、2018年度の継続審査においても「適合」の評価を受けています。また、公認心理師国家資格化へも迅速に対応しており、2018年に公認心理師養成大学・大学院の認定も受けました。本研究科の所定のカリキュラムを修了することで、臨床心理士/公認心理師、2つの受験資格を得ることができます。

これまで臨床心理師試験に102名が合格しており、累積合格率は80.8%です。公認心理師国家試験についても、修了生の合格に向けて盤石のサポート体制でバックアップしています。 

心理臨床の専門家を育てるカリキュラムの要として、実習は極めて重要です。本研究科は、学内実習機関として「心理相談センター」「発達支援センター」を備えています。九州の私立大学で学内に両センターを持つ大学院は本学だけです。両センターでは年間計1200回以上の相談支援を行っていて、大学院生はそこで300時間超の実践的な実習を積んでおり、臨床心理士/公認心理師としての臨床力を育む貴重な体験を得ることができます。

また、本学心理臨床学科の心理実践コースとの連携も重視しており、学部生と大学院生が講義、演習、見学実習などで交流できるのも魅力の一つです。加えて、在学中はもちろん、大学院修了後も研修会やセミナーなど様々な研修の機会があり、修了後のサポートも提供しています。

本研究科は心理臨床専門職を養成する大学院としての伝統を継承しながら新しい時代の要請に応えてきました。複雑多様化した現代社会の人々の「心の健康」に関わる専門家を、豊富な知識と経験を持つ教員が丁寧に育てる志學館大学心理臨床学研究科。みなさんも、ぜひ、ともに学びましょう。

研究科長・教授
飯干紀代子

ここが違う:本研究科の特徴
  • 臨床心理学の各専門領域にわたって多数の優秀な専任教員が揃っています。そのうち1人は診療内科医、他の9人は臨床心理士の有資格者です。
  • 医療・福祉・教育分野など、卒業後の就職に十分配慮したカリキュラム編成を行っています。
  • カウンセリングや心理療法、心理アセスメントなど、現場にすぐ役立つ技能が修得できるよう、実技指導に力を入れます。
  • 学内の実習機関として充実した機能を誇る「志學館大学心理相談センター」が設置されています。専従の相談員も事務職員も臨床心理士です。
  • 心理臨床実践・社会産業心理・学校教育心理・精神保健福祉の4コースで構成された「心理臨床学科」を基礎学科とする盤石の大学院です。
  • 本学創設以来、30年にわたって、1,000人に及ぶ心理学専攻の学部卒業生と輩出しており、本研究科は、この学部教育の長い伝統と実績の上に築かれたものです。
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