キャリア・就職

学生の体験談

物事に挑戦する意欲を生んだ貴重な体験

人間文化学科3年 C. T
実習先:株式会社 南日本新聞社

私は、新聞の制作過程や、新聞以外に扱っているもの、電子媒体向けの情報管理や更新の状況などの点に関心があり、南日本新聞社でのインターンシップに申し込んだ。参加にあたっては、積極的に質問して他の大学生ともコミュニケーションが図れるようになりたい、学生生活や就職活動についてどんな考えを持っているのか知りたい、と考えた。また、新聞を購読し、ホームページを閲覧し、会社の概要を読み、業務内容や本社までの交通手段などを確認した。

研修は5日間にわたって行われ、おもな柱は模擬取材である。実際に2人1組のペアで取材に赴き、写真撮影・原稿執筆を行う。参加者16人は8ペアとなり、それが2グループに分かれ、私は、「鹿児島で行われている緑化活動」をテーマとして記事を書くことになった。そして、平成23年に鹿児島で開催される全国都市緑化フェア実行委員会(県庁)の取材と、鹿児島銀行本店の屋上緑化の取材を希望した。各ペアでテーマも時間も違い、担当の方のアドバイスを受けながら、800字程度の記事を2人で書く。1日目、県庁の取材をもとに半分近く書くことができた。2日目の屋上緑化については、取材が取りやめになった。急だがやむをえない事情で、「よくあること」だと言われたので強く印象に残り、記者の方の苦労を垣間見ることができた。3日目には、どの記事が面白いかを話し合い、紙面を組む。ニュースバリューのある記事は紙面の上部に置くので、記事の場所には大きな意味があることが分かった。ほとんどが専用のパソコンを使っての作業だった。4日目は、会社主催の書道展を見学した。事業局は様々な催しを行っていた。午後からは広告研修が行われた。広告は、「何のために、誰のために、何を、どういう形で伝えるか」を常に考える。2人1組で実際に小さな記事体広告を作り、良い点・悪い点を話し合った後、営業の方の体験談を伺って、大変参考になった。最終日は、まず販売局の研修があり、新聞を売る側の努力がわかった。次に、総合メディア局に移動した。Web更新や過去の記事のアーカイブス化などを行う部署で、動画の操作の実演もあった。午後には、紙面合評会を行った後、人事担当課の方から就職活動を始める私たちへのアドバイスを頂き、就職の厳しさを感じた。その他、社員の方の体験談を伺った。

この研修を通して、「職種のデパート」と呼ばれる新聞社の様々な業務内容に触れた。そして、会社に入ることがゴールではなく、入社後の努力を続けることが必要だと感じた。また、他大学の学生と比べて、就職活動に対して自分がのんびり構え過ぎていて焦りを感じたので、現実を知るよい刺激となった。パソコンの技能を上げたいとも切に感じた。したがって、インターンシップによって、自分の就職に対する姿勢に大きな影響があった。積極的に物事に挑戦する意欲が生まれ、進んで情報を得たいと思うようになった。今後は、自分の「軸」を持って就職活動に励みたい。

お世話になった南日本新聞社の皆様、貴重な機会を頂き、本当にありがとうございました。

大切なのは“利他の心”

心理臨床学科3年 S. U
実習先:株式会社ホテル京セラ

私は、これから社会に出る者の“心構え”として何が必要か、学びたいと考えていた。実習先にホテル京セラを志望したのは、実習内容に「相手の見えないサービスを通し、気配り・目配り・仕事の大変さを体で体験する」と記載されていたからだ。「相手の見えないサービス」という言葉に心惹かれ、そこから、私が学びたい「社会に出る心構え」が学べるのではないかと考えたのである。

私が実習させて頂いた部署は「宿泊部客室課」、いわゆる「ハウスキーパー」であった。実習生はベットメイクのみを担当させて頂いた。8時50分から朝礼が始まり、9時からは各階に分かれて作業を開始した。宿泊のお客様が帰られて、チェックインの時間が早い部屋から清掃に入り、連泊のお客様の場合には、お客様が外出されている時間内に清掃を行った。まさしく「時間との戦い」である。12時から30分休憩し、その後15時まで午前中と同じ作業を行った。

ハウスキーパーの仕事内容はアメニティ類の補充、掃除機掛け、洗面台・お風呂・トイレ掃除等、一般的に考えられることに加え、テレビの音量・目覚ましの時間・冷房の温度と風量合わせ等、細かなことまで行っていた。さらに、ホテル内(本館)は外光を取り入れるよう作られており、建物の半面がガラス張りで外気と変わらないほど蒸し暑かった。そんな中で上記の仕事をこなすパートの方々のパワフルさと仕事の速さ・正確さは、とても頼もしく輝いて見え、素敵だった。

毎日違うパートの方と作業を行ったが、皆さんとても優しく、私の体を気遣って下さった。そのことから、お客様に対する「心配り」だけではなく、一緒に働く人たちに対する「心配り」も大切なのだと感じた。そうすれば心に余裕ができ、お客様に対しても「笑顔を作る」のではなく、「笑顔のまま」で接することができる。さらに、職場に笑顔が溢れていることで気分が良くなり、「お客様にも気持ちよく宿泊して頂きたい」と思え、仕事の質の向上にも繋がるのではないだろうか。

また、実習最終日には、京セラのフィロソフィについてお話しして頂いた。人には「熱意」「能力」「考え方」があり、考え方が「-」だと、どんなに熱意や能力があっても結果は「-」にしかならない。考え方を+に保つことが最も重要だ、というものだった。そのお話を聴き“前向きな考え”を持つことの大切さを痛感した。さらに、今回の実習を通して「社会に出る者の心構え」は、”利他の心”を持つことであると知った。利他の対象が目の前に居る・居ないに関係なく、その気持ちを持って行動すれば必ず自分に返ってくることを、身を持って体験した。また、”利他の心”は「社会に出る者の心構え」として必要なだけではなく、「人として生きる上での心構え」であると感じた。最後に、お世話になった株式会社ホテル京セラの皆様に心より感謝の気持ちを申し上げたい。

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