大学案内

学長挨拶


chancellor.jpg 志學館大学は、平成11年に旧鹿児島女子大学を改編・改称することで生まれた若い大学ですが、明治40年に満田ユイ先生が鹿児島における女子教育の基礎を築かれて以来百有余年の長い歴史を持ち、独自の学風の下で多くの人材を地域社会や全国に送り出してきました。現在は、人間関係学部、法学部の2学部と大学院心理臨床学研究科を有し、地域の中核大学の一つとしての役割を担ってきました。平成29年度には心理臨床学科の入学定員を増やすとともに養護教諭養成課程を設けるなど、現在も発展を続けています。

志學館大学は、「時代に即応した堅実にして有為な人材の育成」を建学の精神としています。現代を代表する最大のキーワードの一つは「多様性(diversity)」です。男女共同参画、障害を理由とする差別の解消等が求められる中で、社会を構成する人たちの多様性は確実に増大しています。「グローバル化(globalisation)」もキーワードの一つです。貧困の撲滅のような全地球レベルの課題があると同時に人々の活動は地球規模で拡大し、一方では経済・産業・文化の面で国内社会のグローバル化も進行しています。これは多様性増大の一つの要因でもあります。こうした社会に参画していくためには、豊かな教養と高い倫理性が求められます。またこうした社会に貢献していくには、確固とした専門知識と技能が必要です。「堅実にして有為な人材の育成」の意味するところは、若い人たちが上記のような資質を獲得できるよう全力を傾けるという、志學館大学の意志の表れです。現代社会のいま一つの特徴は「予測の困難さ」にあります。上記のような多様性やグローバル化が今後どのように進んでいくかまた産業社会を支えるどのような新しい文化や技術が生み出されていくかの予測はきわめて困難です。未来に向けて有為な人材であり続けるためには、生涯学び続けていける基礎的能力と学ぶことを志す心の涵養が必要です。

志學館大学は、建学の精神を実現するために、自らの教育・研究能力を高めるとともに、今後も教育内容・手法の改善等を通じて教育の質の保証に取り組んで行きます。私の考えの基本は、学生諸君が各種のインターンシップや産業現場・フィールドでの実習、海外研修等を通じて、地域社会や国際社会に触れる機会を増やし、学生諸君が自ら学び成長していく場を提供する大学でありたいということです。もちろん、これまでに培ってきた「学生と教職員の距離が近い、学生に優しい大学」であり続けることは言うまでもありません。

志學館大学は、今後も地域社会と共に歩み、地域社会に貢献できる研究を推進し、地域社会に必要とされる人材を育成していきたいと思っています。建学の精神に賛同しここに集う若者を求めます。

志學館大学学長 松岡 達郎
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