大学案内

学長挨拶


chancellor2023_iiboshi.png 志學館大学は、鹿児島中央駅から車で10分ほどの、錦江湾に浮かぶ雄大な桜島を綺麗に見渡すことのできる紫原台地に建っています。2019(令和元)年に創立40周年を迎えましたが、大学の歴史を紐解くと、1907(明治40)年に満田ユイ先生が開設した鹿児島女子手芸伝習所が礎となり、そこから数えると115年の歴史を経ています。明治時代から、鹿児島県高等教育の一端を担い続けてきたことになります。

私たちを取り巻く世界は今、国際情勢や経済の不安定化、地球環境の悪化、新型コロナウイルスに代表される感染症の拡大など、解決しなければならない課題が数多くあります。それらが解決していないのに、新たな課題が増えるという状況が続いています。一方で、喜ばしいことに平均寿命は順調に伸びて、先進国では人生100年時代が到来しています。私たちは、様々な社会課題が積み重なる中で、自分の人生を100年間生き抜くことになります。

他の人と共存しながら、豊かな人生を送るために必要なことは何でしょう。自ら学ぶこと、自分で考えること、他者を理解しようとすること、行動に移すこと、この4つは、重要な土台であるように思います。志學館大学の使命である「教養と実践的な専門の学芸を体系的に教授研究し、科学的・論理的思考法、現代社会に必要な技能及び総合的な問題発見・課題解決能力を身につけ、自主性・創造性と社会に貢献する態度・志向性を持っている堅実・誠実な職業人を育成する」は、これら4つのことを含めた本学の教育方針です。

2020(令和2)年からは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals;SDG's)」、そして2022(令和3)年からは「ソサエティ5.0」に対応した科目も開始され、これからも時代に即応した教育体制を整えています。「自分を飛ばせ。」は、志學館大学のキャッチコピーの一つです。雄大な風景を望む志學館大学で、仲間や教職員と共に、自分自身の可能性を広げられることを心から願っています。

志學館大学
学長 飯干 紀代子
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